料理レシピの本屋さん
〜世界の料理レシピ〜

イラストで綴られたかわいいお料理本です。
かわいさだけではなく、料理は本格的！
はじめて料理をするお子さんへ、また料理を改めて楽しみたいベテランさんまで
幅広く楽しめる一冊になっています。
表紙を表にして、キッチンに飾ると素敵なインテリアにもなりますよ！

　パリのヴァンドーム広場で威容を誇るホテル・リッツ。
　究極の顧客満足度で知られ、ホテル王セザール・リッツの寵愛を受けたこの世界有数の名門ホテルのなかにあるのがリッツ・エスコフィエ料理学校。
　19世紀末から20世紀初頭にフランスで活躍したエスコフィエは、モンテカルロのグランドホテルでセザール・リッツと出会いました。エスコフィエは、リッツから厚い信頼をうけ、リッツとともにロンドンのサヴォイホテルに移り、支配人のリッツ氏と料理長のエスコフィエという名コンビを組んで、サヴォイホテルを世界有数の華麗なホテルとしてその名を知らしめまた後、その後、サヴォイなどの支配人も務めました。
　エスコフィエは、王侯貴族や政治家、有名人をはじめとするさまざまな人々のためにも料理をつくり、「料理の王様にして王様たちの料理長」と称されました。かつての宮廷料理とレストランで供されていたフランス料理の２つの大きな流れを体系化し、現在の近代フランス料理の礎を築き、フランス料理の歴史を語る上でも、ホテル・リッツの歴史を語る上でも欠かせない名料理人であり、エスコフィエの著した料理事典は西洋料理の教典ともいえるものです。
　その近代フランス料理の聖地ともいえるリッツ・エスコフィエ料理学校に開設されている子どもコースのフランス料理のテキストのレシピを翻訳したのがこの本。
　エスコフィエの精神を受け継ぐだけあり、さすがにその内容は本格的で、子供にはもちろん、大人が読んでも、新鮮でためになる内容がずらり。
　料理はとてもカンタンで、でもやっぱりフレンチという雰囲気満点。イラストも豊富で、小学生でも楽しみながらつくれる内容です。
　各レシピに、小さなコラムがついていて、料理をつくりながら、料理について、素材について、調理について、下ごしらえについて、料理人について、など料理についての心構えを学ぶことができます。
　付録でついている上野万里子さんによるこれらの料理の写真がとてもチャーミングです。
　子どもにも、大人にも、料理を愛するすべての人に読んで欲しい一冊です。

　数ある子供用料理本の中でも、子どもに媚びず、かといって教育に走らず、しかも実際に作るとおいしいものができあがるという本を探すのには時間がかかります。本書はまさにそのどれもが期待できるものと思われます。料理人の心意気のような話もチラっと出ていたりして、とても興味深く、読み物としても面白いものになっています。ただ、小学２年生の娘の言葉を借りると、「もうちょっと説明に、わかりやすい言葉を使ってほしい。」…とのこと。ルビや簡単な表現での説明など、若干の配慮がほしいところもあります。
　料理はすべて、簡単に作れるものばかりで、しかも美味！作る子供の周りの大人もうれしくなる、ちょっとお得な料理本です。

料理に興味を持ち始めた、小学生のかわいい姪の為に購入し、私もなんとな〜く中を見てみたらば！、「まぁ、これは大人も顔負けの立派な料理の参考書だわぁ〜」と驚きました。気取らない材料で、タイトル通り、子供でも作ることが出来、なおかつ、大人にとっても新鮮で斬新なレシピ集。そして「さすがリッツ」と感心するのは、料理をする際の、安全や掃除に関するルールが書かれている点。大人から子供への配慮が伝わります。とても分かりやすい絵本のような内容で親しみも持てますよ。

まず、表紙に惹かれて購入しました！
写真ではなく、イラストなのでとってもおしゃれ。
なかのレシピも子供向けなので、気軽に挑戦できます。
ガトーショコラを実際に作ってみましたが、お味は本格的。子供と楽しみながら、お料理できますよ！